てりり◎物語、梗概集
幸いなことに僕の家は炎に燃やし尽くされ、僕を除いて生き残った者は無かった。 僕は裏山の空き地に腰を下ろし、しげしげと星空を眺め、うたた寝を楽しんだ。過ごしやすい気候の夜だったけれど、生憎、家が煤になるほどだった火事の熱さを思い出し、肌は熱に…
幸いなことに僕の家は全焼し尽くし誰一人生き残る事は無かったのだった、僕を除いて。 僕はいつも一人で裏山の空き地に佇みしげしげと星空を眺めたりしながらうたた寝したりして、そんな僕にはちょうどいい過ごしやすい気候の夜だったのだけれど、生憎家は火…
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