2011-02-15 砕けた硝子の雨 詩 暗闇の中を手探りに進む。這い蹲り、両手両足を広げ、触れるものが何かないかと期待し、それと同じくらい、何かに触れてしまうことを怖れながら、けれど何かを求めずにはいられない気持ちで。(4:36 AM)砕けた硝子の雨がシャワーのように降り注ぎ、僕の体を切り刻む。月明かりに照らされながら。しずしずと、おずおずと、囀るように。(4:38 AM)魂は削れ続けていく。削がれ、啄まれ、荒っぽく折られたりもする。削られ続けた魂は、見るも無残な有り様だった。(4:43 AM)